カテゴリー「読書感想文」の記事

2008.06.01

読書感想文「バリュー投資の強化書」

バリュー投資の強化書(Amazon.co.jp)を通読中。ざっくり全体を見回したので感想など書いてみる。

雰囲気的には、角山さんの著書であるバリュー株で勝つための【図解】「決算書&企業価値」分析ドリルに勝間さんの著書である決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルールの要素を加えた感じ。私としては分析ドリルの方が投資アイディアが詰まっていて好みなのですが、これからバリュー投資を検討してみたり、分析ドリルを消化出来なかった人には向いているかも。

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2008.05.25

読書感想文:カーライル

カーライル―世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略(Amazon.co.jp)を積読から脱出。

本書はMBO/LBO等のテクニカル面での解説本ではなく、カーライルと言う一風変わったエクイティファンドとは一体どのような組織かという物語です。お間違いなく。

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2008.02.16

読書感想文「竹田和平の貯徳投資学」

Mc.N の投信都市: TSUTAYA DISCASの「HOWTO:教養(ビジネス)」に教養が満ち溢れている件の続き。

バフェットさめと同じくマジョリティ的な余裕を感じさせます、何一つ投資手段の役に立ちませんが投資家とはこうありたいというテンパイ形ではあるね。カコイイ。

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2008.01.14

読書感想文「外国人投資家の視点」

外国人投資家の視点 (Amazon.co.jp)をメモ。

著者はメリルリンチ日本証券の株式ストラテジストという立場から、外国人投資家との対話を多く行っているらしい。本書はそんな対話の中で日本市場を外国人投資家はどう見ているのか?というテーマを中心に取り扱っています。読んでみると外国人投資家の方々は、意外に日本特有の株式市場をニホンジン以上に理解していらっしゃる印象を受けました。

話題としては 2007年11月までの市場動向を中心に取り上げているので、若干賞味期限が早いかもしれないですね。今読むとタイムリーなのだが、半年後、これを読むと色々違和感があるかもしれません。

今、日本株の値付けを積極的に行っているのは外国人投資家であることは明らかです。日本株売買シェアは外国人投資家が約6割、個人が3割、金融機関が1割。彼らがどういう理由で日本株を売買しているのか、知ることは重要ではないかと思います。そんなヒントが本書には詰まっています。

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2008.01.06

読書感想文:「ガソリン」本当の値段

「ガソリン」本当の値段 石油高騰から始まる"食の危機" (Amazon.co.jp)をメモ。

石油の価格の付けられ方についての疑問を解決してくれた良書。去年読んだ経済関連の書籍の中ではかなりお勧め。石油というエネルギーを巡って世界がどう動いているのか、これからどう動くのか、そして日本はどう立ち回るべきか、様々な目線から指摘しています。

原油価格高騰のカラクリ

ざっくり纏めると、WTIという特異な先物市場とそれをマネーゲームにまで昇華させたヘッジファンドと年金などの資産運用が原因ではないかと指摘しています。

  • OPEC諸国による原油産出量は順調
    供給不足ではなくむしろ供給過多に近い。
  • 石油の価格を決めているのは商品先物
    石油を扱う代表的な商品先物市場は3つ。
    • 米国のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されるWTI原油
      取引高では他を圧倒。WTIが原油の価格を決めていると言っていい。
    • 英国のアイス先物取引所(ICE)で取引される北海ブレンド原油
    • 日本の東京工業品取引所(TOCOM)で取引されるドバイ原油
      国内の原油はドバイ原油が殆ど。質が良くなく他の原油と比べると劣る点が多い、のですが、、、
  • WTIの影響力と特異性
    WTIで取引される原油は世界の消費量の0.4%に過ぎない。しかし取引される原油は世界の消費量の2倍以上。この影響力が原油価格を決めている。実際の流通量としてはかなり少ない原油であるため、製油所の稼動状況やタンクの空き状態で価格が大きく変動している。
  • オイルピーク論と資産運用
    オイルピーク論が叫ばれる中、原油の投資価値を見出した機関投資家が市場にマネーを入れてきたことが、価格上昇の一つに挙げられる。彼らの資産運用手法には縛りがあり、長期のカイでしか参入できない。
    カイがカイを呼び、原油は高騰するという神話に基づくマネーゲームへ。適切な価格付けを決める要因になっていない状況が続くことに。
  • 米国の原油精製能力不足
    原油精製能力が低いことより供給不足→価格高騰。米国石油企業は、利益率の低い精製部門に投資することに対して難色気味で、製油所の能力が低いまま放置されている状態が続いている状況。原油はあるのに精製されず、結果価格高騰で米国石油企業ウマーという寸法。アホだろ、これ。
    ちなみに日本では状況が逆。日本の精製能力はかなり高く、バブル期に作りすぎた感があるらしい。なので、度々価格転嫁をしようとしても消費者側が消費を減らしてしまう状況が続き、結果、元売りが泣くことに。
    だけどどうでしょうかね。最近、オイルマネーが石油元売りを買収する話が出始めていますし、精製された原油は中国や中東などに輸出されている状況を見ると消費者と元売りの関係がそろそろ逆転する頃、なのかなと。ニホンジンも日本の元売りに興味無さそうですので、これも仕方の無いことなのでしょう。
    皆様が望む結果にしかなりませんってw
  • 中東の政治不安
    知っての通り。
  • 石油価格に対する不安感
    上記の状況により、何時、石油価格が暴落するか判断出来ない状況では新規に油田開発に踏み切れないという状況が続いている。また、石油の需要が判断出来ない状況だと製油所の新規開発も行いにくい。
    石油高騰による代替エネルギーへのシフトが続けば、需要が落ち込み価格下落へ。

資源小国ニッポン

日本のエネルギー政策の無さが今後、大きな問題になると指摘。あんまり書くと本書を読む楽しみを奪いそうなので単語だけ。

  • 非常識な日本のガソリン税
    今、丁度問題になっている暫定税率について。国土交通省が頑なに暫定税率を守ろうとしているのは、この財源に対して財務省のお伺いを立てる必要なく自由に使える特別会計(別名:霞ヶ関埋蔵金?)だから。
    国全体のバランスから道路が必要なのか判断するのに財務省を通さない会計があることに疑問が多い。必要があれば財務省からおカネを引き出す手間は省くべきではないだろう。如何にもこの財源が、自分らの転職の餌になっているカヲリがプンプン。ジャップのジャパンパッシングも嫌だけど国賊はもっと嫌。
  • 戦略無きエネルギー政策
  • サハリン2の失敗
  • 日本のエネルギー危機は日本の食糧危機に繋がる
  • エネルギー外交不足
    ODAは止めるべき。オイルマネーを持っている国々におカネを見せびらかしてももう喰い付かない。むしろ国内にある技術力を交渉の材料にすべき。
  • メタンハイドレードの問題点
    正直、これを読んでメタンハイドレードの未来はあまり無いな、という判断をしました。技術的・コスト的に問題点が多すぎる。

良い投資ヒントになること請け合いです。

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2007.12.23

読書感想文「決算書の暗号を解け!」

決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール (Amazon.co.jp)をメモ。

会計士の目線というより、投資家の目線で決算書を読むコツについて記載されています。山口揚平さんと同じくキャッシュフローに注目した見方を推奨しています。つーか、文末に山口揚平さんについて触れられています。お友達なんですね。

ということで折角、読んだんだから実践しないと駄目だよねってことで、チェックリストを作ってみた。

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2007.12.10

読書感想文「お金は銀行に預けるな」

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (Amazon.co.jp) をメモ。

この手の投資初心者本には手を出さないつもりでいたのですが、著者が勝間和代さめだったので購入。決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール (Amazon.co.jp) ですっかりファンに。知識の懐の深さを感じさせることなく、咀嚼して読者に分かりやすく解説する姿勢が気に入りました。めちゃラブリィw。

これから投資を始めてみようかしらん?という方は是非読んでみることをお勧め。強烈なボッタクリに合わずに済むかもしれません。

金融リテラシーの必要性について

金融リテラシー(金融読み書き?)の必要性については、正直、どうでもいいかな。必要があれば教えられなくても勉強するものだし、キッカケは幾らでもある。私は銀行と401kでしたけどえね。学ぶ気のない輩に学を押し付ける必要は何一つ無いかと。

住宅ローンと景気

住宅ローンは金融機関からしてみるとかなり粗利の良い金融商品とのこと。住宅が売れれば金融機関以外にも色んな業種が潤うことになる。サブプライムローン問題だって発端は住宅ローンだし、住宅が売れ続けたからこそ景気の良さが持続し続けていたとも言える。

和代さめ曰く

景気というものは、いかに住宅を買わせ、いかに借金を背負わせるかというところで決まるといっても過言ではありません。つまり、住宅はある意味、国としても、産業としても、一つの“集金システム”の役割を果たしているのです。

とのこと。今だと新設住宅着工戸数が減り続けているニュースがかなり心配。緊急提言! 現場知らずの「耐震偽装対策」が招く危機を読み限り、法改正はシステムが複雑化しただけで安全性が増した感じを受けない。

リスクプレミアム

結構、投資には重要な考え方だと思う。負うリスクの分だけリターンを要求するのは、当然の権利だろうし。為替と商品はリスクプレミアムが付かないことは説明しておくべきだと思うんだけど、どうだろうか。

SRI(社会責任投資)

私は少なくとも日本のSRIは、フィルタリングのみで大して社会貢献になっていないというスタンス。


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2007.12.08

上地本「絶対にダマされたくない人の「投資信託」超・活用術」を立ち読みしてきた

絶対にダマされたくない人の「投資信託」超・活用術 (Amazon.co.jp) をメモ。

過去、Mc.N の投信都市: 投資信託批判は正直どうでもいいんで、年8%運用について語りませんか?で話題にした上地さめのムックが販売されていたので立ち読みしてきました。

今回は実際のポートフォリオを公開していたので、年7~8%運用の内訳が把握できました。

  • アクティブ型運用信者
    インデックス型運用よりアクティブ型運用の方がイイという主張は変わらず。選択しているアクティブ型運用の投資信託の目利きは悪くない、と思う。
    • JPM グローバル・CB・オープン'95
      上地さめ一押し。外国CBによる運用で一風変わっている。イートレでノーロード販売。一時期、私もマイルドな運用益だったことより目を付けていたのですが「外国株に連動しやすい」のと「信託報酬が1.62%と比較的高い」のと「償還日が15.01.15と10年は持てない」のが理由でスルーした記憶が。
      利下げ局面を想定してハイ・イールド債を推したのが運のつきともorz。
    • ハイブリッド・セレクション
      日本株による運用。ジョインベスト証券でノーロード販売。インデックスを少し上回る運用っぽくて私も結構お気に入り。信託報酬1.12%は許せる範囲だろう。
    • アクティブバリューオープン 『愛称 : アクシア』
      日本株による運用。どっかノーロードで販売してくれませんかね。年末のキャンペーンを利用するならジョインベスト証券になるのかな。現状では総合商社がコアになっているのですが資産バブルが終焉してしまうと不味い状況になるかも。まあ、彼らの目利きはかなりイイと思ってるし、3月のポートフォリオ入れ替えでどう弄ってくるか楽しみでもあります。
  • 日本株・日本債券に対する割合は3割程度が目安
    分散投資に関しては、ホームバイアスが云々で日本株・日本債券は3割程度に抑えなさいとのこと。
    ホームバイアスの何が悪いのか、私にはイマイチ。投資信託をマネーゲームの一環として捕らえるなら確かにホームバイアスは不要。それならマネーゲームに徹するべきだ。経済成長が云々やら企業を応援やらの方がよっぽど何かのバイアスが入っているように思えてならない。

まあ、アクティブ信者であること以外は、他の運用本と大して変わらない。少なくとも焚書する程度の本ではないし、そういう主張があってもイイと思う。

残念なのはアクティブ型投資信託を選択する基準が過去の結果でしかないことかな。過去の結果から未来を予想するのはよそう(ぉ。ともするとテーマ型を選択しがちだ。

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