タイヨウ・ファンドって何なのさ?
どうもタイヨウ・ファンドの組入れ銘柄と重なることが多いので調べてみた。要は、世に言うカルパースのコア・サテライト運用。
まあ、個人投資家とは規模も目的も全然違うけどね =)。
- カルパースのキモイリ
カルパースからの出資により日本株専用ファンドとして設立。インデックス型の運用では運用益に限界を感じたらしく、アクティブ型投資の一環として2つの日本株ファンドを設立。一つはタイヨウ・ファンド。
もう一つはスパークス・バリュー・クリエイション。現在はスパークスから資金を撤収しカリフォルニア・パブリック・エンプロイーズ・リタイアメント・システムというファンドで運用中。低い企業価値を高めることでインセンティブを獲得する運用方針。 - 運用方針は中小型株中心のバリュー株
コーポレートガバナンスが良好で市場から割安で放置されている中小型株を中心に投資。基本姿勢は長期運用。ある程度の支配権を獲得し、口を出すものの無理強いはしない。株式資本を有効的に活用することを提言し、企業価値を高める作戦。
先日の日経IRフェアには、ファンド絡みの企業が多く見られたので、彼らの口ぞえがあったのかもしれない。
先日の日経IRフェスタで「投資ファンドとの付き合いはどうよ?」って聞いてみたけど、どこも良好の様子。数ヶ月に一回程度のミーティングがあって、たまに何やら提言してくるようだけど、受け入れるかどうかは経営者側に委ねられているらしい。
タイヨウ・ファンドが投資している銘柄を抽出してみた。
- 概要:半導体設備がメイン。シリコンウエハーに焼き付けたチップの切り出しに必要な設備を提供している。元砥石屋さん。ダイヤモンドカッターという消耗品も同時に売れるメリット有。つい最近(7/9)5%越えしたので会社四季報等への記載無し。
- 買い付けた理由:世界をリードする精密加工装置メーカーであるディスコの技術は、半導体業界が技術の限界を押し上げ続けることを支援し、モバイル・エレクトロニクス市場の持続的な成長を可能とさせる、より小さく、より薄いチップの製造において重要な役割を担う。
- コメント:昔からヲチしていたメーカーだが、ボラティリティが高いので手が出せず。
- 概要:産業ロボット関連がメイン。ロボットに必要な精密減速機が世界6割。設備投資関連で手広い。
- 買い付けた理由:世界の精密減速機市場をリードするナブテスコは、世界の製造企業がファクトリー・オートメーションを推進する中で優位なポジションを築いている。
- コメント:ここも昔から6324 ハーモニック・ドライブ・システムズと共にヲチしているのだが手掛けてはいない。
- 概要:測量器と医療機器と半導体設備という事業ポートフォリオ。最近、測量器で同業他社のソキアを吸収したことにより、測量器の分野では世界で3強体制に移行。医療機器は、医療改正で若干の特需発生。眼鏡小売りの出店状況に影響あるやも。半導体設備はようやく黒字へ。
- 買い付けた理由:業界リーダーであり、われわれは、両社のコアとなる技術力と、海外事業拡大のために取り組んできた経営資源の集中を非常に高く評価。
- コメント:ここはもう昔からのアレなんで特にコメントはないですね。設備投資関連なので景気に左右されやすいのが難点かな。
- 概要:計測器がメイン。自動車排ガス、半導体、医療関連分析機器等。自動車排ガスは高シェア。太陽電池関連株としても注目が集まる。
- 買い付けた理由:業界リーダーであり、われわれは、両社のコアとなる技術力と、海外事業拡大のために取り組んできた経営資源の集中を非常に高く評価。
- コメント:医療機器関連としてヲチ。社長TVとかで社長が色んな所に顔を出している。結構、面白い。
- 概要:チェーンがメイン。産業用チェーンで首位。自動車用チェーンで2位。マテハンも手掛けている。
- 買い付けた理由:強力な経営陣、潜在的高成長を伴う先端技術、優れたコーポレート・ガバナンスへの献身。
- コメント:高シェアという強みはあるんだけど、シェアを広げたり他にポートフォリオを求めたりすることが無いのが残念な所か。配当性向が低いのもアレだ。
- 概要:切削工具がメイン。工作機械や建設機械の消耗品という見方も。自動車産業向けが多い。
- 買い付けた理由:優れた経営陣を従えた強力な社長を有し、海外経験も豊富である。同社は切削工具業界におけるグローバル・リーダー
- コメント:切削工具メーカーは高収益で風変わり(?)な企業が多い。その中でもOSGはマジョリティが取りやすかったのだろうか。
- 概要:電子楽器がメイン。海外比率が85%とかなり高い。
- 買い付けた理由:e-ドラムなどのデジタル機器の需要拡大と、高成長を続けるローランドの業務用大型プリンター事業に、大きな成長性を見出している。革新的企業としてこれからも市場を拡大していくものと期待。
- コメント:楽器の成長性より業務用プリンタに興味がありそう。ローランドよりローランドDGの方が興味があるのだろう。
- 概要:業務用プリンタがメイン。顧客の半分は欧州だけに欧州の景気と為替が気になる所だろう。
- 買い付けた理由:経営陣のプロセス・イノベーションに対する真摯(しんし)な姿勢と世界中の製造業者の模範である同社独自の 『デジタル屋台』
- コメント:デジタル屋台(D-Shop)という生産体制がお気に入りの様子。工員一人で全て組み立てる仕組みは生産調整に強い。また、工員の教育期間を短くする仕組みづくりはどこの地域で工場を展開しても生産性の低下が抑えられる。まさにIT技術の極みですな。
- 概要:自動車樹脂部品がメイン。
- 買い付けた理由:ニフコは、競争の激しい自動車部品業界におけるリーダー的存在である。同社は、ますます激化するグローバルな競争と自動車メーカーからの価格プレッシャーの存在する環境において、付加価値を提供し、高い収益をもたらす方法を見出している
- コメント:相当、キャッシュが溜まっているので近いうち自社株買いを行うんじゃなかろうかと。
- 概要:ナース服がメイン。高収益でピクリともブレない売上と利益。つーか成長する気があるのだろうか。
- 買い付けた理由:ナガイレーベンは、われわれの投資実行の条件である、高いファンダメンタル価値、知的好奇心および経営陣のリーダーシップを兼ね備えた絶好の例である
- コメント:高配当が魅力だったんだけど、全体的に株価が下がってしまったのでその魅力は今は少なくなったかも。成長性が無い状況である今、配当で還元してもらわないとね。
- 概要:医療機器関連の卸売りがメイン。
- 買い付けた理由:世界の理科学機器・用具業界では、テクノロジーの収束と大手のグローバル展開を背景に再編が進んでいる。日本で最大の事業基盤を有するアズワンは、このダイナミックな業界におけるリーダーであると、我々は評価している
- コメント:ニッチではあるものの安定して利益を積み重ねている。外敵が少なく、意外と参入障壁も高いのかもしれない。
その他にも以下の銘柄を保有している。
- 9793 ダイセキ
ここ数日、株価が冴えない。どうも高PER銘柄が集中的に売られている気がする。投売り気味。 - 7718 スター精密
外資系証券会社のランク下げにより下落中。そろそろPBR1倍割れ(にやり。 - 7915 日本写真印刷
タッチパネル増産でイケイケ。 - 7966 リンテック
最近、立て続けに売却しているのが気になる。 - 4544 みらかホールディングス
タイヨウ・ファンドが筆頭株主。スティール銘柄と言う側面有。 - 4680 ラウンドワン
ボーリング屋さん。残存者利益はありそうなのだが、石油高や不景気感よりアミューズメント関連全体が落ち込みがち。今期は厳しいかも。 - 6929 日本セラミック
赤外線センサーで高シェア。1000円あたりを切ると食指が動くのだが、ここはよく分からない株価の動きを示す。最近、買い付けたっぽいけど、いずれ5%以上買い増してくるんじゃなかろうかと。中国工場でのトラブルがやっぱり気掛かりかなあ。
ナカナカ私好みなのが多い =)。
参考資料:
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コメント
ようやく落ち着いたのやってきましたw
鬼のような下げだったので地味に買い入れを進めましたが、意外と日本株は他と比べると平穏だったのが拍子抜けでした。特に工作機械や半導体製造装置はあまり下がらなかったし、信越などのように業績を維持できている所は3月の安値を割らなかった。なかなか選別が難しい状態でしたね。
こちらの小型株も下がるには下がったが大型株ほどの嵐ではなかった・・・・・・ようやく売り手が少なくなってきたのかな? そうであれば魅力的な銘柄が多いので気に入ったのを買うのは悪いことではないのでしょうね。
投稿: ROM人 | 2008.09.21 15:53
日本は先進国の中では金融にあまりケチが付いていなかったですからね。
大型株と比べると小型株は上げ下げともにマイルド。まあ大型株は先物中心で値付けされているからだと思います。値がさ株である信越化学は格好の餌食になったわけで。とはいえ10月の中間発表までにはポジションは減らしておきたい気分もあってアレです =)。
小型株はどうでしょうね。株と言うのは売買が行われないと株価は下がるものらしいので買った時点で負け確定、なんてのを見て確かにそうなんだけど若干萎え。どの道、個人投資家のマインドが左右されやすいようなので、大型株より遅れて仕込んでも間に合いそうな気はします。
投稿: Mc.N | 2008.09.21 20:34
そうか、そういえば先物とかオプションというのがありましたね・・・・・失念してました。
信越はsumcoが悪かったのを見る限りいいわけないですねw ただシンテック(塩ビがドル安で好調)部門が工場増設で2年先まで年売上数百億・営業利益数十億の増加が見込めるらしいので、ウエハーの落ち込みをカバーできることを期待してますw (本当にカバー出来たら社長化け物ですw)
小型は確かに個人か外人が買わないとどうしようもないですねえ。(ここまで売られるのは予想外でした)ただ自己資本の厚みから10年前や5年前の金融危機に比べると買いやすい気もするので、未来の上げを期待して買いたいところもあります。この辺になると・・・・究極の逆張り投資ですので難しいですけどw
投稿: ROM人 | 2008.09.21 23:03
私としてはSUMCOは意外と良かったという印象でした。何せ設備投資ネタが多かったんでね。ただ、今後はエルピーダを始めとするメモリメーカーがこぞって生産調整を言い出し始めたので、むしろウエハーの冬はこれからかなあ、とも。
ちなみにメモリ価格の下落は、9月決算のどこぞのメーカーが手持ちのキャッシュ増加と見かけ上の利益のための大放出が原因じゃね?って言ってました。エルピーダの決算発表は興味深いです。エルピーダから見た市況がとても参考になります。
私もシンテックの飛ばし(?)記事は見ました。まあドル安はしばらく続くでしょうから、米国から輸出をしているシンテックからすれば好機なわけで。大きな期待はしていませんが =)。例え次にユーロ安となったとしてもドイツの医薬中間体が安く売れるわけで、世界各国によく分散されていると思いますよ、ええ。
外国人投資家からすると日本の個人投資家は底値でしか株を買わないから相場になりにくいんだそうな。小型株は、個人が底値で買って少し上げたらすぐ現金化というボックス相場になる気がします。M&Aが活発化すればまた違うのでしょうけど、それは永守電産しか期待できませんし。
後は最近流行のMBO狙いとか。利益が出てなくておカネを持っていて創業者陣営が大半の株を持っていて、PBR1倍割。回収するにはもってこいでしょう。
投稿: Mc.N | 2008.09.22 04:11