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2008.05.23

インデックス運用では適正価格を付けられない

穀物価格を暴騰させる 「指数連動ファンド」の猛威|Close Up|ダイヤモンド・オンラインをメモ。

折角、盛り上がっているようなので嫌がらせでもしておこうかと。

現在、物価が上がっているのは、景気が上向いていておカネがグルングルン巡っている良性インフレではなく、資源の取り合いが活発化していて商品先物の価格が高騰している悪性インフレであることはご存知の通り。

まず、商品先物という金融取引自体が間違っているという指摘は無いだろう。

商品の買い取り価格が上がれば、消費者の立場からすればモノが高くなって困るが、生産者の立場からすれば、天候リスクの高い農産物や発掘に設備投資 がやたら掛かる石油等の販売する権利を高く買い取ってくれるのでありがたいに違いない。消費者の需要が高ければモノの価格が上がることを見越して先物でモ ノを買う権利を予約しておく。見通しが外れた場合でも生産者は高く買い取ってくれる権利を保有しているから、安心して設備投資を行う事が出来るわけ。豊作 で買い叩かれることが無いというだけでも生産者へのメリットがある。

商品先物という仕組みが無ければ、生産者は積極的な設備投資を行わないだろう。国が肩代わりすれば、高コスト体質になるのは今の農政を見れば分かるだろう。おおよそは市場に任せた方が、トータルでのコストは安く済む。

この仕組みは、先物取引を行っている参加者が、商品に対して適切な価格をつけているゲームに参加していることが前提となる。問題視されているのは「今の付けられているこの価格ってホントに正しい価格なの?」と生産者側も市場側も不信感を持ってしまっていることだろう。

先物価格を信じて生産者側が設備投資をしたとしよう。先物価格が急落すれば生産者側は多大なるリスクを負う事になるだろう。現状では、モノの価格は上がっているけど積極的に設備投資をして良いものか判断出来ないという状況。だから問題視されている。

この問題は2つの糞野郎が引き起こしている。

ヘッジファンド」と「インデックス運用」だ。

ヘッジファンドという糞野郎は、商品先物の市場が狭いことを利用し、先物売買を活発化させることで先物価格の高騰を演出している。じゃぶじゃぶに なったおカネの適切な行き先が無くなり、商品先物におカネが集まった事が高騰の原因とされている。ゴミのようなドル札よりもトウモロコシの方が安定した価 値があるのだろう。当然、彼らは適正な価格にする努力をしようとしていない。一時的なおカネのプール先として活用しているだけだろう。

もう一つの糞野郎がいる。インデックス運用だ。

彼らもまた、商品に対して適切な価格をつけようと努力していない。広く薄く商品を買い付けることで商品全体の値上がりを期待して資金を投入している。インデックス運用は、資産(今回は商品)に対して価値を見出す作業は行わず、対象となる資産全体に「寄生」することが特徴と言えよう。

ここで問題視されているのは、彼らの運用する資金量がとてつもなく大きいことだ。先物市場は、株や債券と異なり市場がとても小さい。小さい市場に適切な価格を付けず、ただ買い占めてしまっているので、商品全体の価格を引き上げてしまっている。

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投資に社会的役割があるとすれば、それは資産に対する適切な価格付けだ。

価値のあるものには高く、価値の無いものには安く値段付けを行うことが社会貢献にも繋がる。安過ぎても駄目だし、高過ぎても駄目なんだ。この価格付けのゲームに参加することなく市場全体に寄生するインデックス運用に何の社会的意味があるのか小一時間問い詰めたい。

儲かればなんでもいいんですかね、最近の風潮としては。

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コメント

ヘッジファンド勢はこうゆう局面だと空売りを仕掛ける勇者もいるのでしょうが、概ね踏み上げられて買戻しで火に油を注ぐという間抜けな事態になっているのでしょうね。バブルの末期は垂直上昇・垂直落下が多いのはこのせいでしょう。

インデックスの方もまた難しいんですが・・・・・・例えば時価総額インデックスに従って投資をすると20年前のバブルの時には日本株4割、米株3割というポートフォリオになります。かといってGDP比率で買うとなると為替次第となりしょっちゅう売り買いしないといけなくなります。(面倒w)

そういう訳でいつも不思議に思うんですが、インデックス、インデックスと言っても何を基準にインデックスを作っているんでしょうね? まあMSCIとかのような会社だと言われればそれまでですが・・・・・確か彼らも日本のバブル・ITバブルではそれぞれ日本株・ナスダックの比率が大きくなっていました。間違いを絶対するなとはいいませんが万能の神のように思うのは無理でしょう。(今回の格付け会社もしかりw)

まあグダグダと長くなりましたが、結局そのものの価値を見出すのは個人の仕事でしょう。この部分もアウトソーシングするインデックス運用は危険だと思います。(売るときは売らないと・・・・)

投稿: ROM人 | 2008.05.24 15:36

老舗(?)のヘッジファンドは、現引き用の石油タンクを持っているらしいので、ヘッジの全てが価格付けに参加していないわけでは無さそう。今回は、にわかヘッジファンドが押し寄せたことが問題なのかな、とも。

>> インデックスと言っても何を基準にインデックスを作っているんでしょうね?

TOPIXは東証一部全体の銘柄を浮動株数を考慮して均等に割り当ててますね。

日経平均やダウ平均やMSCIの選択基準は自分達の好みでしょ、ぶっちゃけ。ヤマダ電機を選ばずユニーを選ぶあたり、流石ですねとしか言い様がないです。

なので妄信するほどご利益があるとは思えないんですよね。ある程度、指数を意識して分散して投資すれば多くの場合、指数並の結果が得られるんじゃないの?というのが私の持論。

それを実証したいが為のまめ株ファンドなんですけどね。

>> 価値を見出すのは個人の仕事

いやいや。投資ファンドも頑張っている所は頑張ってますよ。彼らの資金量を考えると個人で出来ることは限られていますしね。

投稿: Mc.N | 2008.05.25 02:25

あ、ごめんなさい。価値を見出す=馬鹿値になれば売る・安すぎれば買うという意味で書きました。上げすぎのリスク回避・下げすぎのチャンスを掴むのは指数も投資信託もやってくれないですから・・・・・・

僕も適当にやれば指数以上になると信じて実行中ですw

投稿: ROM人 | 2008.05.25 21:09

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