トプコン、H20決算
7732 トプコンの決算発表がありました。
私はこの会社に投資しています。会社に対するバイアスが掛っていることは差し引いてください。この銘柄を推奨しているわけではありません。投資判断はアナ タ自身の意思で行ってください。
本来なら比較対照の会社と照らし合わせて判断すべきなのでしょうけど、対象として的確だったソキアを吸収合併してしまったことより、比較対照が見つ かりませんでした。また財務的に大きく変動してしまったため、現時点で財務分析をしても無駄っぽいのでざっくり見た感想だけをずらずら記載していきます。
- キャッシュフロー、ボロボロ
主にソキアお買い上げのため、投資キャッシュが大きくマイナスに、短期借り入れのため財務キャッシュが大きくプラスになっています。現金はそこそこ持っていますので、経営不安に陥ることまでは懸念する必要性は無さそう。営業キャッシュは例年並。 - 高かったROE/ROAも軒並み下落
ROAは15.0→7.7へ、ROEは16.7→14.0へ落ち込んでいます。 - 主力のポジショニング、ボロボロ
測量器なんで住宅需要に連動します。米国・日本の住宅需要の悪化はご存知の通り。それに加 え欧州での販売競争が激化し、採算面でも大きくマイナスになっています。売上高利益率が 19.0%(=102/536) だったのが 10.8%(=55/509)まで落ち込んでいます。今回のソキアお買い上げで測量器のマーケットシェアが高まったのは良い兆しとして受け取れるかもしれ ません。雰囲気的には3強体制でトップシェアを狙える位置にいるようです。
ヤフオクの測定器需要からするとソキア・トプコン勢とニコン・トリンブル勢が目立ったところでしょうか。日本だけ見ればもう独占状態かも。もう一社は多分、ライカ。ペンタックスとかあんまり見ないしね。
GPSを活用した農業ビジネスや建機のマシンコントロールなんて分野に活路が見出せると成長の余地はまだまだあるかな。単なるコモディティとしてみると見誤るぜ。 - アイケアビジネスはソコソコ
医療機器ですからね。そんなに状況が悪くなる可能性は低いでしょう。薬価改定による買い控えもあったようですし、国内検診の高まりも手伝って売上げが伸びる可能性は多々ある、といいですね。 - ファインテックビジネスはそろそろ赤字脱出へ
毎年赤字続きのファインテックビジネスの赤字幅が縮小。売上げは伸びていて、今期には赤字解消が予定されています。Blu-ray移行が加速すれば、飛躍的に需要が伸びる、といいですね。
トプコンの中期経営計画説明会資料を 見ながら書いているので、おおよそトプコン側の思う壺的な情報が多いです。財務的に買う要素は大してありません。利益面は難しいとしても売上げの1.5倍 増しは達成できるのではないかと思っています。利益が出せる体制が整うのに少なくとも3年は掛かるんじゃないでしょうかね。
投資判断は、会社が提示する中期計画に伸るか反るかでしょうか。現状のPER(10.6倍)で無理やり判断するなら6858 小野測器の11.3倍、6841 横河電機の23.7倍、7701 島津製作所の22.5倍あたり?いずれにしろ比較が難しいのは確か。よく見積もってもPER12倍の1000円というところ位じゃないかな。後は、意外と高い株主優待を無理やり評価するとか。
私は、現時点で株価が下がっても何ら不思議ではない状況だとは思っています。投資ファンドの食いつきに期待したい。
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