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2008.02.22

「だから投資家は嫌われる」

昼食時に東芝のHD DVD撤退の話題になったので以下のコメントをした。

損切りのタイミングとしては良かったんじゃね?
コンテンツ事業からとどめを刺されたので撤収という分かりやすい状況だったしね。今時、消費者が求めているのはソフトであってハードじゃない。技術の優位性なんてヲタの領域で評価されない。消費者からすれば両陣営の凹り合いで機器の価格が下がることを期待していたのかもしれないけど、そろそろ限界だろ。この手のデフレは好ましくないし技術力低下にも繋がる。PC以外ではパンピー相手に稼げていないから、いっそのこと液晶テレビからも撤収すると収益が上がるんじゃね?儲かっていないし、これから儲かるとも思えない。

以下は上記に対する返答。

だから投資家は嫌われる。自分のことしか考えていない。
掲示板でもそんなコメントをしている奴が凹られていた。今まで信じていた東芝というブランドに裏切られて不愉快。消費者を大切にしない企業体質にガッカリ。もう東芝製品は買う気が起こらない。投資家は利益ばかり気にしているが、社会全体からコメントすべきだ。

いやあ、投資家と消費者の視点の違いなのかな、と。

  • 民間企業であって官ではナサゲ
    収益は税金ではないので利益を出さないと従業員に給与さえ払えなくなる。
    1 日働いて30円の利益しか出なかったとして日給30円で働いてくれる従業員がどの程度いるのだろうか。もちろん君が30円で働く意思があるのなら東芝に勤 めるといいのではないか。君が1日3万円程度の利益の出せる仕事を30円で行えば、HD DVD事業も継続できるかもしれないし、社会全体としても悪くは無いのではないか。
    社会全体として考えるなら君は日給3万円の価値のある仕事を日給30円で請け負うべきだ。日給30円のサラリーマン経営者でも可。オーナー兼0ドル経営者は不可。卑怯過ぎ。
  • ブランドは利益に貢献してナサゲ
    電器という分野は、先進国でのブランド意識が低い。
    Appleくらいボッタくれる のであればブランドに意味はあるが、今時、東芝というブランドを気にして購入する消費者は少ない。量販店やオンラインショッピングで安く買い叩かれるのが 大半。中途半端なブランド志向は販促費を高めるだけで利益に繋がらない。新興国と先進国とでブランド戦略を切り分けるべき。先進国なら徹底したブランド志 向に走るべきで、その手のリスクを許容できていない。軸となるブランド商品を広く生産することでリスク回避しているが、これではブランドとしての価値が希 薄になる。
  • コンシューマで直接儲けてナサゲ
    利益率が高いのは半導体(今年は価格下落でそんなに儲かっていないけど)や原子力や医療関連で、大半はブランドを失っても大した影響は無い。
    コンシューマでは稼げていないのは、キラーコンテンツ不足と、時代が飽食状態にあることが要因であろうかと思われる。幸福に対する飢餓感が少ないのは先進国特有でゆとり教育の成果なのかもしれないが、良し悪しについては判断する気は無い。
    スー パーフリーやらで学歴に対するブランド意識は地に落ちたかと思いきや、未だその気配は感じられないのはどういうことなのだろうか。キムチ臭いブランド物は 買わないと言い切っている消費者も iPod は迷わず購入している様を見る限り、ブランド意識なんて飾りでしょう。消費者はそれに気がつけていないだけで。
  • HD DVDを購入して損した消費者、株を購入して損した投資家、どちらも同じ位可哀想
    株は自己責任と消費者は言うけど、HD DVDの撤退は自己責任と思う投資家。どっちもどっちだと思うけど投資家かつ消費者だと泣くに泣けない。
    ポートフォリオとしては東芝の家電を買うなら、ソニーの株買っとけってことなのか?
    取り敢えずこれから多くのHD DVDの返品を受け付けることになるだろうから、ソコソコの引当金が宛がわれる可能性が高いわけで、決算前には色々考えておく必要があるかもしれんね。消費者としては、返品を受け付けてくれる量販店もあるようだから確認してみると良いかも。

まあ、投資家は自分のことしか考えていないというとその通りかもしれない。

投資家の範囲は、撤退に生じるコスト、企業の未来性、市場の混乱、消費者への対応まで見て自分の株券の価値を考えないといけない。すべて自分中心 だ。消費者の範囲は、「自分」と「アナタ」は見れても「彼ら」は蚊帳の外だ。確かに「アナタ」中心なのかもしれないけど自分の利害には関係の無い分、所 詮、他人事だ。

どちらも同じ位、えげつないと思うんだけどね。それに気が付けるか気が付けないかの差はあるけど。

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コメント

株式会社は経営陣・株主・従業員・取引先・消費者・社会がそれぞれ自分の思いをぶつけ合ってそれを調和させるシステムだと思うから、そのあいての消費者がそういう意見を言うのもわかります。でも同時にあなただけの意見で動いているわけではないと言うのに気が付いてもらえればいいんですけどね。(まあ同時に株主にも言えるんですが)


企業ネタ

東芝は正直半導体とインフラ(世界シェア上位)を抜かせば捨てるには惜しい・体が保てないと言う観点で持っているとしか思えません。選択と集中が不十分と見るか、一昔前に比べたらだいぶ良くなったと思うか・・・・・まあ色々ですよね。個人的には昔に比べたら追い詰められてかんばっているなあと評価したいですが・・・・・甘いですかね? (ちなみにノンホルダーの無関係者ですw)

投稿 ROM人 | 2008.02.23 00:16

トピずれした話で申し訳ありません。1/23、Kappaさんドテン売りのUltraShort、今見たら、ポートフォリオから消えてます。やはり、あの頃、まさに、直近の’大底’だったのでは?
ところで、このUltraShortってどこの市場、指数に対して’信用売り’を仕掛けるのですか?

投稿 Werder Bremen | 2008.02.23 00:35

>ROM人さん

株の仕組み自体、結構、自分の権利を考えていればソコソコ周りも見れているようでお気に入りです。善き消費者と善き経営者と善き従業員の関係が崩れているのかもしれないし、実はコレがアジアから見ればマトモなのかもしれないな、と思うこともシバシバ。
近々だと、やっぱりどれだけ引当金を宛がってくるかが気になりますね。低く見て200億程度で1000億ということもあるかも。近い内、下方修正があるやもしれないですね。
東芝のIRは、規模が大きすぎるのかイマイチどの方向に進みたいのか判断しかねますね。コングロマリッド・ディスカウントを気にするのならもう少し規模を狭めた方が受けはいいかも。NECやら日立よりはよく頑張っているとは思うのですが、労働組合とかの兼ね合いもあるのでしょう。老いて全体が朽ちるのならバラ売りを希望したいですね。

>Werder Bremenさん
確か2/2の時点で解消していますよ>UltraShort。あの判断の早さは流石kappaさん。UltraShortについては大して調査をしていないのでよく分かりません。申し訳ない。

投稿 Mc.N | 2008.02.23 01:25

Mc.Nさん、素早いお返事有難うございます。Kappaさんの他、小生がウォッチしている投資ブログ(↓)なんかも、かなり弱気になっていたんで、そろそろ’底’かなと日本株買い出動したんですは。
http://hatsyan.cocolog-nifty.com/kabu/2008/01/post_1f93.html
小生、度胸と勢いで買い、忍耐だけで長期保有するタイプの投資家なもんで、「場の雰囲気」だけは大切にしています。
「もう誰も買いたくないんだ」・・・。

投稿 Werder Bremen | 2008.02.23 01:48

はっちゃんですか。私もヲチ対象としています。トップカルチャーは残念なことになりましたね。今回の決算で相当参っているのかもしれません。

私は投資を始めてまだ3年チョットですので大きな相場という体験が少なく、まだ相場に張る感覚があまり掴めていません。暗中模索中ですが楽しめていますし、仕事にもリンクさせようと考えているので無駄では無い、、、と思いたい =)。

場の雰囲気ですが資金流入のタイミングは重要ですよね。短期では株投資家の意見より、企業のIR(ミクロ)や債券投資家(マクロ)や為替投機家(相場観)の意見を参考にしています。

とはいえ資金流入タイミングは、一定資金内で納めてしまうヘタレ投資家ですが、今の所、お気に入りなので継続しています。

投稿 Mc.N | 2008.02.23 14:01

>確か2/2の時点で解消していますよ、UltraShort。あの判断の早さは流石kappaさん。

理詰めのはっしゃんさんにしても「もう、アカン」とさじ投げた。理論派Kappaさんにしても「暴落や、ダメや」と信用の’売り’を使うまで追い込まれた。ところが、戻したんで慌てて’売り’を引っ込めた?
理論、理詰めのセミプロみたいな個人投資家が精神的に極限まで追い込まれる状況がまさに、「陰の極」=「買い場」?

Kappaさんが、トヨタ、キャノンを手放した値段は大底だったのでは?時間が経たないと判らないが?

小生、1月下旬、トヨタ、キャノン、住信・・・etcに買いを入れました。吉と出るか、凶と出るか・・・。

投稿 Werder Bremen | 2008.02.23 19:36

>・・・大きな相場という体験が少なく、まだ相場に張る感覚・・・

99~03年にかけて、150円で新日鉄、437円でコマツ、804円で三菱商事・・・を購入、5~7年程度、Buy&Holdで、714~752円、2500~3980円、2500~3500円・・・でそれぞれ売却。この間、911テロもあり、日経地獄の底、7600円もあり。911テロ、翌々日、三井化学を289円で買い、半年後、647円で売却。日経地獄の底あたりで、三菱重工、250円買いで675円で売り。あの頃、倒産の嵐、金融不安で赤字、無配企業も多く、PER、PBR、配当利回りもヘッタクレも無し。計算が成り立たなかった。恐怖だけが相場を支配していた。
「野も山も皆、弱気ならアホとなりて買いの種まけ」
後は、精神力、度胸、忍耐だけが頼り。運が良かったのは、小生、理論派ではない、訳が判っていないから、手を出したのは、上記のような、東証1部大型株ばかりでライブドアショックに巻き込まれなかったこと。
1昨年、1億円超え達成(今日現在1.1億円)。独身、両親死別、無借金。実家で良ければタダ住まいなので、42歳で早期退社、セミリタイヤ。
但し、セミプロではないから、大底で買って、天井で全部売ったわけではないし、売り損ねたものもまだ少し持ってます。かなり、相場から足を洗ったが(笑)。

投稿 Werder Bremen | 2008.02.23 20:02

Werder Bremen様

やっぱり市況系銘柄、しかも重工業系のを需給関係の底で買いいれると儲かりますね。まして6年前は60年に一度しかない相場の大底な訳で儲ける事ができるのもわかります。

一月下旬に買ったと言う消費財系は重工業ほど儲かりませんが、サイクルが数年単位と短いため重工業ほどブレが激しくありません。もういきなり10倍とかも儲ける必要も無いでしょうからいいんじゃないですかね。

投稿 ROM人 | 2008.02.24 15:18

>6年前は60年に一度しかない相場の大底な訳で
>儲ける事ができるのもわかります。
それだけではありません。01年11月末~02年購入、長期保有後、05~07年に売却すると、今では信じられないような1千万円非課税枠を使い、かなり節税しました。
>消費財系は重工業ほど儲かりませんが、サイクルが
>数年単位と短いため重工業ほどブレが激しくありません。
確かに、この市況関連銘柄、不況になると在庫が積み上がり赤字転落が今までのパターン。でも、最近はITの普及でこれを防ぐ努力はしているようです。全部、売らずに少し残した銘柄に、例えば、コマツがあります。

つづく

投稿 Werder Bremen | 2008.02.24 15:46

最近、カンブリア宮殿(TV東京)でやっていた番組をご覧になれば判ると思います。建設、鉱山機械に1台ごとにGPSを付ける。全世界の販売したマシンの稼働情報が瞬時に判る。稼働が落ちてくれば、将来、販売が先細る。直ぐに生産計画の立て直し。不良在庫を積み上げない。今までは営業マンが、足で工事現場を回って、情報収集。人間の勘頼りの面も。その他、エンジンの稼働状況をGPSで監視、何処に異常があるか→直ぐに部品供給、修理。ただ作って売ったらお仕舞い、今迄は。メンテナンスサービス業務でも収益を上げる。

大阪で株主懇親会に参加したときの社長の話。
「中国で商売するのは大変。売掛代金の回収とか。不払い、遅延も相当なもの。銀行から連絡がくると、GPS使って建機のエンジン止めます。動かない!慌てて代金払いにくる。」
「ATM重機強盗、最近減りました。何処で使うか、弊社に連絡。GPSで建機の作業、稼働場所を固定。重機強盗が運び出すと’位置’がずれる!ATMの前で動かそうとしても動かない!」
「日本の建機、人気があって、密輸・窃盗団が横行。とある日本の地方港で密輸出寸前で、GPS探知により差し押さえたことも」
アイデアのもとは、恐らくGEのジェットエンジン(B747とかB737とか)のGPSによるメンテナンスのパクリか?
ハード(製造)だけでなくソフト(メンテサービスやセコム風の防犯)でも稼ぐシステム。
昔の重厚長大産業とは、だいぶ、イメチェンしていると。力任せに作って、脳天気に売るだけではなく。

おわり

投稿 Werder Bremen | 2008.02.24 16:19

税が安いことはいいことですね。

コマツネタは辺境に住んでるみとしては社員の話勉強になります。しかし・・・・不払い・強盗団対策としても役に立つとは・・・・・おいおいと言う感じです。

個人的には情報技術の発展はありますが、いかに需給調整しようとも消費財よりもブレが小さくなることは無いと思っています。まあこの辺は釈迦に説法かとおもいますがw

今後米国の需要が減退してその他の諸国で補わなければいけないわけですが、そのうちの一角を占める新興国でこんな状態だとサイクルが逆転した時は恐ろしいものがありますね。

ここ何年かは考えなくてもいいでしょうが、新興国バブル、特にその中心になるであろう中国が加熱の果てに株・土地のダブルバブルで砂漠化になった時は・・・・・このときのことを思い出しときますw

投稿 ROM人 | 2008.02.24 17:07

#乗り遅れました。
税金優遇はとても羨ましいです。

コマツの話は興味深いですね。生産しっぱなしから、何らかの囲い込みを狙ったビジネスに展開できるかが、企業が長く生き長らえるキーポイントなのかもしれませんね。コマツというと小松電子を切り離してみたり日平トヤマを買ってみたり、経営的にも面白そう。
でも日々のボラが高いと手が出しにくいんですよねえ、、、

新興国はどうでしょかね。丁度、活発化が進んでいる状況でしょうから、色んな問題が日々発生するのは仕方の無いことだと思います。中国のバブルは政府機関が突然、引き金を引くことに100元天w。自らの既得権を保持するためにいつかクリティカルヒットを発動する可能性大。

米国経済はどうなんでしょうかね。トヨタやら信越化学やらを見る限り、米国をアンダーウェートしているっぽい。米国のインフラや労働力は使っても米国で商売しないという選択肢もあるのではないかと。ドル決済している限り為替の影響を受けるのは仕方ないけど、フツー、ドルはドルのままで設備投資しているだろうから長期で見たらそんなに悪影響は及ぼしていないのではないだろうか。

消費財はどうでしょうかね。消費財と言ってもこれという代表格が浮かばないのですが、日本を中心とした商売だとまだ低迷が続くんじゃないかと。海外相手にゲンナマ商売サイキョー。

投稿 Mc.N | 2008.02.24 18:41

確かに、生産財、資本財関係は、消費財(液晶テレビとか)と比べると、不況期、在庫が積み上がったとき、苦しくなりますは。それがアキレス腱!ブルドーザー、ショベルカー、鉱山用大型ダンプは、液晶テレビみたいに、いざとなれば、ヨドバシで半額、持ってけセールで兄ちゃん達に売り飛ばし、処分できません(笑)。

それでも、コマツ株、5~9倍で持ち株の7割を処分したので、残り3割は’タダ券’だから持ってるかと気楽になれます。まあ、日本株の比率はだいぶ減らして、株式比率50%程度のインデックス型バランスファンド、ETF、個人型確定拠出年金(信託報酬手数料0.3%程度のインデックス・バランス投信、節税枠あり)、ゼロクーポン債(現行税制なら節税枠あり)、外貨MMF、個人向け国債、ネット定期等を適当にブレンド。信託報酬手数料、ランニングコストが安くて、節税による運用益アップも狙い、大ブレークもないが、個別株・集中投資より落ち込みも小さい、無難な運用に移し替え中です。

市況関連→肝に銘じて。

>新興国バブル、特にその中心になるであろう
>中国が加熱の果てに・・・

BRICs投信なんかが崩壊したら、TOPIXインデックスファンドの値崩れどころではないでしょうね。新興国ファンドはこれから買う気にはなれません。

投稿 Werder Bremen | 2008.02.24 18:43

#つくづく自分の間の悪さに脱毛ですorz

>> 新興国ファンドはこれから買う気にはなれません。

確かに今は難しい時期かもしれませんね。インドやら中国やらは政治リスク高めですしね。10年後、今の状態で経済が発展するとは思えませんもん。

最近だとベトナムやらアフリカやら企業名を見ても分からない企業ばかりのファンドもありますけど、あれで資産運用するのは至難の業だと思うんですけどね。

取り合えず今のところは馬券(車券?)と同じ感覚で、売り時は見極めた上で売買すると宜しい分野かも。

投稿 Mc.N | 2008.02.24 19:04

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