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2008.01.31

投資家としての応援、消費者としての応援

投資家と消費者の立ち位置(ポジション)の違いだろう。

投資家としてセゾン投信を応援するのであればセゾン投信の親会社であるクレディセゾンに投資することが応援になるし、消費者としてセゾン投信を応援するのであればセゾン投信の金融商品を消費する事が応援になるのだろう。

投資家としてセゾン投信を見た場合、気になるのは本業のクレジットカード事業にどの程度プラスの影響を与えるかだろう。現状では投資信託の手数料だ けでプラスにすることは期待されていないはずだ。IRでの当初の計画では5年間で1000億円の純資産を目指すとの事だったので、1000億円というのが 事業の分岐点になると思って良いのではないか。事業としてひとり立ちするには大体5億円程度の安定した費用が必要なのだろう。

投資家として望まれる今後の展開としては、コストを掛けずにクレジットカード事業にプラスなるような運用辺りか。今の所、投資信託としてのインセン ティブはコストだけなので、コスト面で過当競争が始まると購入窓口の小ささより不利な面が多いだろう。バンガード社のファンドを組み合わせたボッタクリ FoFの数を量産して総資産を増やすという手もあろうかと思うのだが、志が高いようなのでそれはないだろう。となると、クレジットカードとの連携を強める か、女子供を囲い込む位しか策は無いように感じる。日本と言う小さな市場を相手にビジネスをするのだから、広く薄くボッタくるのは不可能で、どの程度囲い 込めるかが勝負になる。クレディセゾンの集客力戦略の一つである競走馬関連には負けないで欲しいとは思う。

消費者としてセゾン投信を見た場合、どれだけ自分に有用なサービスしてくれるかだろう。安い手数料、買いやすい価格帯、便利な積み立て、理想的な ポートフォリオ辺りが期待される所だろうか。現時点ではほぼ満点で、マイナス材料としては購入窓口がセゾン投信専用であることがネックである位だろう。

消費者として望まれる今後の展開としては、他の証券会社・銀行との連携やバンガード社の投資信託のバラ売り辺りか。

消費者の立場を例えるのなら「コカコーラを応援しているっす」と言って毎日コカコーラを消費し続ける消費者だろうか。確かに売上げには貢献している が、そんな程度だ。例え事業が傾いて会社が倒産したとしても「ああ残念だったね」で終了だ。明日からペプシでも消費する事になるだろう。消費者にとって、 コカコーラという商品の安全性には興味があってもコカコーラボトラーズという会社の経営なんて興味はない。投資家と消費者とでは取り得るリスクが異なるん だ。

投資信託というカテゴリーなので投資している気分になりがちだが、消費者と言う立場である限り、クレクレ君やら期待族と何ら変わらないことに気づくべきだ。

資産運用と投資は違う。

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