先週の決算発表より(-08.01.21)
Mc.N の投信都市: 今週の決算(1/15~25)の続き。
4063 信越化学工業は、流石、国際優良企業足る決算でした。この決算状況なら業績予想を若干上回れるでしょう。会社四季報予想も少しだけ上回りそう。今回の注目点は以下の通り。
- 北米の塩ビ状況
塩ビといえば建築資材の上流です。原油高+北米建築需要の減少が懸念されてましたので、前年度を下回ることもあるかも知れんね?と思っていました。今回、同業他社が沈む中、信越化学が好調を維持できた理由として、塩ビの生産を輸出(北米から近隣諸国)に切り替えた事が功を奏したようです。米ドル安ということは円安と同じく、国内の輸出企業にとっては有利に働くということですタイ。
もちろん、米国・日本は低調。 - 300mmウエハーの動向
去年ほど200mmウエハーの調子は良くないものの、300mmウエハーは好調。200mmが作れるプラントは多いけど、300mmとなるとそんなに無いしね。半導体製造装置との相性を考えると、ほぼ独占的な消費財として考えた方がよくね?こんな調子で450mmウエハーも一番乗りして欲しいねぇ。
ちなみに「決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール (Amazon.co.jp)」で紹介されていたY社ってどう考えても信越化学だから。で、小売大手X社はイオン。知名度はイオンの方が上だけどさ、信越化学だってセルロース爆発で凄いんだからってォィ。どうでもいい話だがセルロース中間体もドイツ工場の増産で増収との事。
7970 信越ポリマーの方は想像通り。需要の落ち込みならまだ良かったんだけど、主力の携帯のキーパッドが「海外携帯電話市場での価格競争の激化及び汎用機種の数量増加による平均単価下落の影響を受けました」というのはいただけない。しばらく株価は上がらないかもしれない。ただ PBR が 0.6 程度まで下がるようだと、もしかして親会社から撤収命令が出るかも。危険過ぎる水準だし、この株価で安穏とされては困るだろう。
6432 竹内製作所の下げは意外だったかも。それなりの決算だったと思うんだけど、どこぞのビリーが評価を下げたため、それに追従した模様。多分、個人投資家の投げだと思う。ここはそういう株価の動きだし。
6301 コマツの6130 日平トヤマ買収は少し驚き。今後もこの手のM&Aがちょくちょく発生するんじゃないかな。日平トヤマというとMHAM株式オープン(旧:DKA株式オープン)の主力だったことを思い出すんだけど、去年、すべて売り切ってしまったようだ。TOB価格からするとウハウハだったのですが勿体無かったですね。ファンドマネージャーが変わるということはこういうリスクもあるとですよ。今の運用は、正直、劣化TOPIXにしか見えないですな。
5310 東洋炭素の中間はおおよそ順調。東洋炭素ってカーボン系では決算がずれるから状況を把握するのに結構活用できます。東洋炭素が上がれば遅れてカーボン系銘柄が釣られて上がるというケースは多いです。下がる時は正直よく分からないけどね。でも同じシクリカルでも今なら信越化学の方がいいなあ。よもやここまで下落するとは思わなかったしねえ。
今日はこんな所で一つ。
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